マクロ記録で基本となるマクロを作成
今回もマクロ記録を使って基本となるコードを作成します。
- [ツール]メニューの[マクロ]から[新しいマクロの記録]を選択し、[マクロの記録]ダイアログボックスを表示する。
▼ 図02-01 [マクロの記録]ダイアログボックスを表示
【Excel2007の場合】
Excel2007ではメニューバーでなく、リボンを使用します。[マクロの記録]ボタンは[開発]タブ内に用意されています。
※ [開発]タブは既定では表示されていません。[開発]タブの表示方法はこちら▼ 図02-02 Excel2007での[マクロの記録]ダイアログボックスの表示▼ 図02-03 Excel2007での[マクロの記録]ダイアログボックスの表示(2) - [マクロ名]ボックスに「トップ5抽出」と入力する。
- [説明]ボックスに「ポイントの上位5位までの会員を抽出する」と入力する。
- [OK]ボタンをクリックし、マクロの記録を開始する。
▼ 図02-04 [マクロの記録]ダイアログボックス
上位5位までの会員を抽出
マクロ記録が開始されたので、上位5位までの会員を抽出しましょう。
- セルE3‘ポイント’の[オートフィルタ矢印]ボタンをクリックする。
- 表示されるリストから[(トップテン…)]を選択する。
▼ 図02-05 オートフィルタでトップテンを選択
【Excel2007の場合】
Excel2007では、[オートフィルタ矢印]ボタンをクリック後、[数値フィルタ]から[トップテン]をクリックします。
▼ 図02-06 Excel2007でのトップテン抽出 - [トップテンオートフィルタ]ダイアログボックスが表示されたら、第1条件には[上位]を選択する。
- 第2条件には[5]を指定する。
- [OK]ボタンをクリックする。
▼ 図02-07 [トップテンオートフィルタ]ダイアログボックス
抽出されたデータをコピー/貼り付け
上位5位までの会員が抽出できたら、“トップ5”シートにコピーしましょう。
- 表内の任意のセルを選択し、[Ctrl]+[Shift]+[*]キーを押して表全体を選択する。
※ テンキーの[*]キーを使う場合は、[Ctrl]+[*]キーのみで選択できます。 - [Ctrl]+[c]キーを押してコピーを実行する。
▼ 図02-08 表全体をコピー
- “トップ5”シートに切り替え、セルA3を選択する。
- [Ctrl]+[v]キーを押して貼り付けを実行する。
▼ 図02-09 “トップ5”シートに貼り付け
元となるシートを元に戻し、マクロ記録を終了する
“トップ5”シートに貼り付けられたら、“会員一覧”シートは元に戻しましょう。
- “会員一覧”シートに切り替える。
- セルE3‘ポイント’の[オートフィルタ矢印]ボタンをクリックする。
- 一覧から[(すべて)]を選択する。
▼ 図02-10 “会員一覧”シートを元に戻す
【Excel2007の場合】
Excel2007では、[オートフィルタ矢印]ボタンをクリック後、[すべて選択]チェックボックスをオンにして[OK]ボタンをクリックします。
▼ 図02-11 Excel2007でのオートフィルタの解除 - [記録終了]ボタンをクリックする。
▼ 図02-12 マクロの記録終了
【Excel2007の場合】
Excel2007では[記録終了]ツールバーは表示されません。ステータスバーの[記録終了]ボタンを使用します。
※ [開発]タブが表示されている場合は、[開発]タブ内の[記録終了]ボタンを使用しても構いません。▼ 図02-13 Excel2007での記録終了
これでマクロの記録は完了しました。
次のページから、作成したマクロを修正していきましょう。