VBエディタでマクロ作成の準備
まず、VBエディタを起動し、モジュールと呼ばれる『マクロの入れ物』を作成します。
Excelでマクロを作成する際に使用するモジュールを『標準モジュール』といいます。標準モジュール以外のモジュールを使うと、マクロとして認識されませんので注意しましょう。また、マクロ記録で作成されたマクロは、自動的に標準モジュールへ追加されます。
それでは、VBエディタを起動し、標準モジュールを挿入してみましょう。
- [ツール]メニューの[マクロ]から[Visual Basic Editor]を選択する。▼図02-01 VBエディタを起動
【Excel2007の場合】
Excel2007ではメニューバーでなく、リボンを使用します。[マクロ]ボタンは[開発]タブ内に用意されています。
※ [開発]タブは既定では表示されていません。[開発]タブの表示方法はこちら
▼図02-02 Excel2007でのVBエディタの起動 - [挿入]メニューから[標準モジュール]を選択する。
▼図02-03 標準モジュールの追加
※ 画面左側にあるウィンドウは[プロジェクトエクスプローラ]と呼び、現在使用することのできるプロジェクトが表示されます。プロジェクトの中には、シートやワークブックなどのオブジェクト、モジュールなどが含まれています。
標準モジュールが追加されます。
▼図02-04 標準モジュール
プロシージャの追加
続いて、“Module1”モジュール内に、『プロシージャ』と呼ばれるマクロの区画を作成します。実際のコードはプロシージャに書きます。
- [挿入]メニューから[プロシージャ]を選択し、[プロシージャの追加]ダイアログボックスを表示する。
▼図02-05 プロシージャの追加
- [名前]ボックスに「NinzuuHenkou」と入力する。
- [種類]から[Subプロシージャ]を選択する。
- [適用範囲]から[Publicプロシージャ]を選択する。
- [OK]ボタンをクリックする
▼図02-06 [プロシージャの追加]ダイアログボックス
画面に「Public Sub NinzuuHenkou()」と「End Sub」が表示されます。この間にVBAコードを記述し、マクロを作成していきましょう。