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第12回 VBエディタでマクロをつくろう 2/5

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VBエディタでマクロ作成の準備

まず、VBエディタを起動し、モジュールと呼ばれる『マクロの入れ物』を作成します。
Excelでマクロを作成する際に使用するモジュールを『標準モジュール』といいます。標準モジュール以外のモジュールを使うと、マクロとして認識されませんので注意しましょう。また、マクロ記録で作成されたマクロは、自動的に標準モジュールへ追加されます。

それでは、VBエディタを起動し、標準モジュールを挿入してみましょう。

  1. [ツール]メニューの[マクロ]から[Visual Basic Editor]を選択する。
    ▼図02-01 VBエディタを起動
    図02-01 VBエディタを起動

    【Excel2007の場合】

    Excel2007ではメニューバーでなく、リボンを使用します。[マクロ]ボタンは[開発]タブ内に用意されています。

    ※ [開発]タブは既定では表示されていません。[開発]タブの表示方法はこちら

    ▼図02-02 Excel2007でのVBエディタの起動
    図02-02 Excel2007でのVBエディタの起動
  2. [挿入]メニューから[標準モジュール]を選択する。
    ▼図02-03 標準モジュールの追加
    図02-03 標準モジュールの追加

    ※ 画面左側にあるウィンドウは[プロジェクトエクスプローラ]と呼び、現在使用することのできるプロジェクトが表示されます。プロジェクトの中には、シートやワークブックなどのオブジェクト、モジュールなどが含まれています。

    標準モジュールが追加されます。

    ▼図02-04 標準モジュール
    図02-04 標準モジュール
    “Module1”という標準モジュールが追加されました。VBエディタのコード内、「Option Explicit」は「変数の宣言を強制する」という記述です。(VBエディタの設定によっては表示されない場合があります)

プロシージャの追加

続いて、“Module1”モジュール内に、『プロシージャ』と呼ばれるマクロの区画を作成します。実際のコードはプロシージャに書きます。

  1. [挿入]メニューから[プロシージャ]を選択し、[プロシージャの追加]ダイアログボックスを表示する。
    ▼図02-05 プロシージャの追加
    図02-05 プロシージャの追加
  2. [名前]ボックスに「NinzuuHenkou」と入力する。
  3. [種類]から[Subプロシージャ]を選択する。
  4. [適用範囲]から[Publicプロシージャ]を選択する。
  5. [OK]ボタンをクリックする
    ▼図02-06 [プロシージャの追加]ダイアログボックス
    図02-06 [プロシージャの追加]ダイアログボックス

画面に「Public Sub NinzuuHenkou()」と「End Sub」が表示されます。この間にVBAコードを記述し、マクロを作成していきましょう。

▼図02-07 プロシージャの作成準備が完了
図02-07 プロシージャの作成準備が完了
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