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第11回 入力した日付をシートの名前にする 1/4

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VBAの記述に必要な用語を覚えよう

最後にVBAの記述に必要となる用語を解説します。

変数について

変数とは、プロシージャの中で何度も使いたい値を保存しておくための入れ物のようなものです。入れ物の中身は、いつでも取り出したり、内容を変更したりできます。内容を変更しない限りは、マクロの記述内で変数名を指定するだけで、同じ値を何度でも使うことができます。

変数 = 変数にしたい値や関数

変数を作成すると、コンピュータ内に変数用の領域(入れ物)が作成されます。VBAでは、使いたいだけの変数をどんどん作ることができますが、通常はマクロの先頭に変数の領域をあらかじめ作っておく必要があります。これを、『変数の宣言』といいます。

変数の領域を作る書式(変数の宣言)
Dim 変数の名前 As 変数の種類      

「変数の名前」には使いたい変数の名前を記述し、「変数の種類」には作成する変数にどのような内容を入れておくのかを指定します。

例えば、今回の場合はシート名を扱う変数なので、文字列を表わす「String」を指定します。宣言は、先頭の「Sub SheetCopy()」の次の行に「Dim NewSheetName As String」と入力します。

InputBox関数

InputBox関数は、文字列を入力できるダイアログボックスを表示します。

変数 = InputBox("文字列")

「文字列」には、ユーザーに対するメッセージを指定します。InputBox関数は、マクロ実行のたびに異なる値を入力したいときに使用します。この関数を使ったマクロには、テキストボックスと[OK]ボタン、[キャンセル]ボタンが自動的に表示され、テキストボックスに入力した内容を、変数などに保存して使うのが基本的な使い方です。

いかがでしたか?今回は『変数』という領域を使用し、入力された日付をシート名に代入する、ということに挑戦してみました。次回以降も、変数を使用してより高度なVBAのプログラムが組めるように挑戦していきます。

さらに『InputBox関数』という新しい関数についても紹介しました。ユーザーに対して、MsgBox関数では「はい」か「いいえ」だった答えも、InputBox関数なら具体的に入力してもらうことが可能です。両者の違いについて学んでおくと、より理解が深まります。

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