操作をマクロ記録する
サンプルファイル“アルバイト名簿.xls”には、アルバイトさんたちの時給を管理する“時給一覧”シートと、アルバイトさんたちの名簿“アルバイト名簿”シートがあります。
通常、“時給一覧”シートは非表示になっていますが、今回は“時給一覧”シートを再表示して、印刷プレビューで確認、最後にまた非表示にするといった操作をマクロで実行できるようにしましょう。
記録手順は、
1. “時給一覧”ワークシートを表示する
2. “時給一覧”シートを印刷プレビューで表示する
3. “時給一覧”ワークシートを非表示に戻す
という三段階の操作です。
“時給一覧”シートを非表示にする
“時給一覧”シートは通常は非表示にしていますので、非表示にしてみましょう。この操作は準備段階なので、マクロには記録しません。
- “時給一覧”シートが選択されていることを確認する。
▼ 図02-01 “時給一覧”シートが表示
- [書式]メニューの[シート]から[表示しない]を選択する。
▼ 図02-02 シートの非表示
【Excel2007の場合】
Excel2007ではメニューバーでなく、リボンを使用します。シートの非表示は[ホーム]タブの[書式]から実行します。
▼ 図02-03 Excel2007でのシートの非表示
“時給一覧”シートが非表示になります。
新しいマクロを記録する
“時給一覧”シートが非表示にできたら、マクロ記録を開始しましょう。
- [ツール]メニューの[マクロ]から[新しいマクロの記録]を選択し、[マクロの記録]ダイアログボックスを表示する。
▼ 図02-04 [マクロの記録]ダイアログボックスを表示
【Excel2007の場合】
Excel2007ではメニューバーでなく、リボンを使用します。[マクロの記録]ボタンは[開発]タブ内に用意されています。
※ [開発]タブは既定では表示されていません。[開発]タブの表示方法はこちら▼ 図02-05 Excel2007での[マクロの記録]ダイアログボックスの表示また、ステータスバーのボタンを使って表示することもできます。
▼ 図02-06 Excel2007での[マクロの記録]ダイアログボックスの表示(2) - [マクロ名]ボックスに「時給一覧プレビュー」と入力する。
- [説明]ボックスに「アルバイトの時給一覧表を印刷プレビューする」と入力する。
- [OK]ボタンをクリックし、マクロの記録を開始する。
▼ 図02-07 [マクロの記録]ダイアログボックス
“時給一覧”シートを再表示する操作を記録
マクロ記録が開始されたので、“時給一覧”シートを再表示します。
- [書式]メニューの[シート]から[再表示]を選択する。
- [再表示]ダイアログボックスが表示される。
▼ 図02-08 シートの再表示
【Excel2007の場合】
Excel2007ではメニューバーでなく、リボンを使用します。シートの再表示は[ホーム]タブの[書式]から実行します。
▼ 図02-09 Excel2007でのシートの再表示 - [表示するシート]から[時給一覧]を選択する。
- [OK]ボタンをクリックする。
▼ 図02-10 [再表示]ダイアログボックス
- “時給一覧”シートが表示されたことを確認する。
▼ 図02-11 “時給一覧”シートが表示