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スタイルとは、簡単に言えば書式設定情報の集合であり、さまざまな書式情報をあらかじめひとつのスタイルとして登録しておくことにより、書式設定を簡素化することが出来ます。
エクセルでは、メニューから”書式”−”スタイル”で組込みのスタイル（標準、パーセント、桁区切り、通貨、など）を利用できますが、ここでは、VBAから独自スタイルの追加、セルへのスタイルの設定、他ブックからのスタイルの取り込み、などについて検討します。

■スタイルの追加■
スタイルの追加・削除はブック単位で行います。追加はStylesコレクションにAddメソッドを用い、削除はスタイルを指定してDeleteメソッドで行います。
以下のサンプルではフォント、背景色、表示形式などを指定して独自スタイル”test style"をブックのStylesコレクションに追加します。

（サンプル１：スタイルの追加）

Sub MyStyles()

With ActiveWorkbook.Styles.Add(Name:="test style")
    .NumberFormatLocal = "0.00%"
    .HorizontalAlignment = xlCenter
    .Font.Name = "ＭＳ ゴシック"
    .Interior.ColorIndex = 35
End With

End Sub

※削除

ActiveWorkbook.Styles("test style").Delete

■スタイルの適用■
セルへのスタイルの追加はStyleプロパティーへスタイル名を代入します。

Sub ApplyMyStle()

Sheets("Sheet1").Range("A1:A20").Style = "test style"

End Sub

■他ブックからのスタイルの取り込み■
以下のサンプルではMergeメソッドを使用して、”TEST.xls”という名のブックからアクティブなブックへスタイルを取り込みます。

Sub ImportStyles()

ActiveWorkbook.Styles.Merge Workbook:=Workbooks("TEST.xls")

End Sub

このように、ブックを追加するたびにスタイルを作成する必要はありませんので、あらかじめ作成しておいたスタイルを取り込み、指定のセル範囲にスタイルを適用することが可能です。