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シート保護のパスワードに入力できない文字を設定する|Excel VBA

シート操作関連のテクニック

シート保護のパスワードに入力できない文字を設定する

(Excel 2000/2002/2003/2007/2010)

シートを保護するには、Protectメソッドを使用します。このとき、Chr関数を組み合わせて、入力できない文字をパスワードとして設定することができます。
Chr関数は次のように使用します。引数CharCodeには文字コードを指定します。

 Chr(CharCode)

次のサンプルは、シートを保護する際のパスワードに、Chr(9)を組み合わせて指定しています。Chr(9)はタブ(Tab)を表します。
そのため、シートの保護を解除しようとしても手入力では解除できません。

●サンプル1●

Sub Sample()
    Dim sheetPassword As String
    
    sheetPassword = "myPassword" & Chr(9)
    Worksheets("Sheet1").Protect sheetPassword
End Sub

なおこの場合、シートの保護を解除するには、プログラムから行わなくてはなりません。
次のサンプル2は、サンプル1で設定したシートの保護を解除します。
シートの保護を解除するには、Unprotectメソッドを使用します。

●サンプル2●

Sub Sample2()
    Dim sheetPassword As String
    
    sheetPassword = "myPassword" & Chr(9)
    Worksheets("Sheet1").Unprotect sheetPassword
End Sub