即効テクニック

グラフ関連のテクニック

軸を参照する

(Excel 2000)

指定した軸を表すAxisオブジェクトを参照します。軸のさまざまな書式設定を行う際に使用します。引数を両方とも省略した場合には、すべての軸のコレクションを参照します。引数Typeで使用する定数の種類は下の表のとおりです。


  構文  Object.Axes(Type, AxisGroup)     取得のみ

  設定項目      内容
  Object        Chartオブジェクト [省略不可]
  Type          軸の種類を設定(表参照) [省略可能]
  AxisGroup     主軸(xlPrimary:規定値)、第2軸(xlSecondary)の
                いずれかの軸のグループを指定 [省略可能]

・引数Typeで指定する定数一覧(XlAxisType)
定数            値      内容
xlCategory       1      項目軸
xlValue          2      数値軸
xlSeriesAxis     3      系列軸(3Dグラフのみ)

次のサンプル1は、項目軸の目盛ラベルを指定した文字列に変更します。
●サンプル1●
Sub AxesSamp1()
  With ActiveChart
     .Axes(xlCategory, xlPrimary).CategoryNames = _
      Array("@", "A", "B", "C", "D")
           '---項目軸ラベルを指定した文字列に変更
  End With
End Sub
●ポイント●
なお、「Array("@", "A", "B", "C", "D")」の部分は、要素数と同じセル数で構成されるセル範囲を指定し、その部分を項目名として反映させることも可能です。

次のサンプル2はアクティブなグラフの項目名を反転します。横棒グラフの場合、次のように記述しないと項目が元のデータと同じ並び順になりません。
●サンプル2●
 Sub AxesSamp2()

     With ActiveChart.Axes(xlCategory)
         .ReversePlotOrder = True    '---項目軸を反転する
     End With

 End Sub