即効テクニック

ウィンドウ操作関連のテクニック

ウィンドウをスクロールする

(Excel 2000)
ウィンドウ枠が分割された個々のウィンドウを表すPaneオブジェクト、またはWindowオブジェクトを対象に、LargeScrollメソッドでは指定したページ数分だけ、SmallScrollメソッドでは指定したセル数分だけ、ウィンドウをスクロールさせます。
LargeScrollメソッドのページは、印刷時のページではなく、ウィンドウに表示されている範囲を1ページとしてカウントします。

構文 Object.LargeScroll(Down, Up, ToRight, ToLeft)  ページ単位でスクロール
     Object.SmallScroll(Down, Up, ToRight, ToLeft)  セル単位でスクロール


設定項目        内容
  Object          Pane、Windowオブジェクト [省略不可]
  Down            指定しただけ、下方向にスクロール [省略可能]
  Up              指定しただけ、上方向にスクロール [省略可能]
  ToRight         指定しただけ、右方向にスクロール [省略可能]
  ToLeft          指定しただけ、左方向にスクロール [省略可能]

次のサンプルは下方向に10ページ分、右方向に10列分、アクティブウィンドウをスクロールさせます。
●サンプル●
 Sub LargeAndSmallScrollSamp1()

     With ActiveWindow
         .LargeScroll Down:=10     '---下方向に10ページ
         .SmallScroll ToRight:=10  '---右方向に10列
     End With

 End Sub
●補足●
目標のセル範囲を画面内に表示するには、何ページスクロールさせれば良いかわからないことの方が多いと思います。そのようなときには、Gotoメソッドを使用します。