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数値を四捨五入する(ROUND関数)|Excel 一般

数式と関数関連のテクニック

数値を四捨五入する(ROUND関数)

(Excel 2003/2007/2010/2013/2016)

●概要●

[桁区切りスタイル]ボタンで小数点以下を非表示にした場合、小数点以下第1位で四捨五入された表示になりますが、データ自体に変化はありません。
そのため、表示だけ四捨五入した数値を計算式に使用すると、結果に誤差が生じる場合があります。

(例)セルD2〜D7の「税込金額」の1の位を加算すると、1の位は「0」になります。
ところが、セルD8の「合計」は1の位が「9」と表示されています。

このような誤差を防ぐため、データ自体を四捨五入するROUND関数を利用しましょう。

●詳細●

書式 =ROUND(数値,桁数)

数値:四捨五入する値(またはセル参照や数式)を指定します。
桁数:四捨五入した後の小数部の桁数を指定します。

数値を指定した桁数で四捨五入します。
桁数に正の数を指定すると小数点以下の指定桁数までの表示になります。0を指定すると整数表示、負の数を指定すると小数点の左側(整数部分)で四捨五入されます。

【例題】セルD2〜D7の範囲の値を四捨五入します。

  1. セルD2を選択します。数式バーに「=C2*1.08」と表示されます。
  2. 数式を「=ROUND(C2*1.08,0)」と修正し、[Enter]キーを押します。
  3. D2の数式をD3〜D7にコピーします。
  4. セルD8の合計の1の位が「0」になりました。

●補足●

ROUND関数を[関数の挿入]ダイアログボックスを使って入力する場合は、[関数の分類]から[数学/三角]を選択しましょう。