即効テクニック |
● 概要 ● チェックボックスは、「はい」と「いいえ」や「オン」と「オフ」など2つの状態を表現するために使用します。 チェックボックスのチェックマークの状態は、Valueプロパティで取得します。 チェックマークが付いている状態はTrue、付いていない状態はFalseとなります。 ただし、Valueプロパティはチェックボックスの既定のプロパティなので、明示的に指定しなくても参照できます。 ● 操作例1 ● 次のコードは、チェックボックスのValueプロパティを取得して、文字列のフォントスタイルを変更するものです。 [太字]チェックボックスにチェックマークを付けると、ValueプロパティがTrueになり、テキストボックスのFontBoldプロパティにTrueが設定され、太字スタイルが適用されます。 逆にチェックマークを外すと、ValueプロパティがFalseになり、テキストボックスのFontBoldプロパティにFalseが設定され、太字スタイルが解除されます。 [斜体]チェックボックスと[下線]チェックボックスも同様です。 ● サンプル1 ● '太字スタイルの切り替え Private Sub chk太字_Click() ラベル.FontBold = chk太字.Value End Sub '斜体スタイルの切り替え Private Sub chk斜体_Click() ラベル.FontItalic = chk斜体.Value End Sub '下線スタイルの切り替え Private Sub chk下線_Click() ラベル.FontUnderline = chk下線.Value End Sub ● 操作例2 ● チェックボックスをクリックした場合、通常、「はい」か「いいえ」のいずれかの状態にしかなりません。 TripleStateプロパティをTrueに設定すると、クリックによって「はい」でも「いいえ」でもない未決定の状態(Null)を選択できるようになります。 ただし、TripleStateプロパティがFalseでも、コードでNullを設定することは可能です。 次のコードは、フォームを開く時に、チェックボックスの初期値にNullを設定するものです。 また、クリック操作によってもNullを選択することができます。 ● サンプル2 ● Private Sub Form_Load() 'クリックによるNullの設定を可能にする チェック0.TripleState = True '初期値としてNullを設定 チェック0.Value = Null End Sub ● ポイント ● チェックボックスの初期値をNullに設定しておくと、ユーザーの「はい」または「いいえ」の意思をきちんと確認することができます。