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チェックボックスを使用する

(Access 2000/2002/2003)
● 概要 ●
チェックボックスは、「はい」と「いいえ」や「オン」と「オフ」など2つの状態を表現するために使用します。
チェックボックスのチェックマークの状態は、Valueプロパティで取得します。
チェックマークが付いている状態はTrue、付いていない状態はFalseとなります。
ただし、Valueプロパティはチェックボックスの既定のプロパティなので、明示的に指定しなくても参照できます。


● 操作例1 ●
次のコードは、チェックボックスのValueプロパティを取得して、文字列のフォントスタイルを変更するものです。
[太字]チェックボックスにチェックマークを付けると、ValueプロパティがTrueになり、テキストボックスのFontBoldプロパティにTrueが設定され、太字スタイルが適用されます。
逆にチェックマークを外すと、ValueプロパティがFalseになり、テキストボックスのFontBoldプロパティにFalseが設定され、太字スタイルが解除されます。
[斜体]チェックボックスと[下線]チェックボックスも同様です。

● サンプル1 ●
'太字スタイルの切り替え
Private Sub chk太字_Click()
    ラベル.FontBold = chk太字.Value 
End Sub

'斜体スタイルの切り替え
Private Sub chk斜体_Click()
    ラベル.FontItalic = chk斜体.Value
End Sub

'下線スタイルの切り替え
Private Sub chk下線_Click()
    ラベル.FontUnderline = chk下線.Value
End Sub


● 操作例2 ●
チェックボックスをクリックした場合、通常、「はい」か「いいえ」のいずれかの状態にしかなりません。
TripleStateプロパティをTrueに設定すると、クリックによって「はい」でも「いいえ」でもない未決定の状態(Null)を選択できるようになります。
ただし、TripleStateプロパティがFalseでも、コードでNullを設定することは可能です。

次のコードは、フォームを開く時に、チェックボックスの初期値にNullを設定するものです。
また、クリック操作によってもNullを選択することができます。

● サンプル2 ●
Private Sub Form_Load()
   'クリックによるNullの設定を可能にする
    チェック0.TripleState = True
   '初期値としてNullを設定
    チェック0.Value = Null
End Sub


● ポイント ●
チェックボックスの初期値をNullに設定しておくと、ユーザーの「はい」または「いいえ」の意思をきちんと確認することができます。