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フォーム・レポート

フォームの位置とサイズを設定する

(Access 97)
DoCmdオブジェクトのMoveSizeメソッドを使うと、フォームの位置とサイズを設定する事ができます。
サンプルでは、まずフォームを開く時に設定して、フォームに配置されたコマンドボタンをクリックした時にも設定し直されるようにしています。
サンプルを実行するためには、コマンドボタン「コマンド1」を配置したフォームを用意してください。
フォームをデザインビューで表示して、プロパティシートの[イベント]タブで、「開く時」ボックスをクリックします。右側に表示される[...](イベントプロシージャ表示ボタン)をクリックして、次のステートメントを記述します。

Private Sub Form_Open(Cancel As Integer)
    DoCmd.MoveSize 0, 0, 2000, 1000
End Sub

MoveSizeメソッドの構文は次のとおりです。

<構文> MoveSize [right][, down][, width][, height]

引数rightは、左端の位置を指定します。引数downは、上端の位置を指定します。
引数widthは、幅を指定します。引数heightは、高さを指定します。
この引数の単位はtwip(1理論cm=567twip)です。

次に、コマンドボタンのプロパティシートを表示して、[イベント]タブの「クリック時」ボックスをクリックします。
右側に表示される[...](イベントプロシージャ表示ボタン)をクリックして、次のステートメントを記述します。

Private Sub コマンド1_Click()
    DoCmd.MoveSize 1000, 1000, 4000, 2000
End Sub

フォームを開くと、画面の左上隅に指定したサイズで表示され、コマンドボタンをクリックすると、指定した位置とサイズで表示し直されます。