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即効テクニック

データ操作

テーブルのフィールドに特定の値を連続して入力する(String関数)

(Access)
指定した文字コード(ASCIIまたはシフトJISコード)の示す文字、または文字列の先頭文字を、指定した文字数だけ並べた文字列を返す文字列処理関数String関数を使って、テーブルのフィールドに値を入力します。
サンプルプロシージャでは、テーブル「商品管理」でフィールド「商品番号」が3000以上のレコードのフィールド「商品名」に「x」を連続5個「xxxxx」入力しています。
フォームにコマンドボタン「コマンド0」を配置して、イベント「クリック時」に次のイベントプロシージャを作成してください。

Private Sub コマンド0_Click()
    Dim rs      As Recordset
    Dim rsCount As Long
    Dim i       As Long

    Set rs = CurrentDb.OpenRecordset("商品管理", dbOpenTable)
    
    'レコードをカウントします。
    rs.MoveFirst
    rsCount = rs.RecordCount
    
    For i = 1 To rsCount
        
        If rs!商品番号 >= 3000 Then
            rs.Edit
            rs!商品名 = String(5, "x")
            rs.Update
        End If
        
        rs.MoveNext
        
    Next i
    
    rs.Close
        
End Sub

String関数の構文は次のとおりです。

<構文> String(number, character)

指定項目  内容 
number   必ず指定します。長整数型(Long)の値を指定します。
      文字をいくつ並べるのかを指定します。名前付き引数numberにNull値
      が含まれる場合は、Null値を返します。
character  必ず指定します。バリアント型(Variant)の値を指定します。
      文字の文字コード、または文字列式を指定します。この文字列の先頭文字
      をnumber回繰り返したものを返します。名前付き引数characterにNull値
      が含まれる場合は、Null値を返します。

名前付き引数characterにASCIIでもシフトJISでもない無効な数値を指定すると、0として処理されます。

DAOを使用するには、[ツール(T)]メニューの[参照設定(R)]をクリックすると表示される[参照設定]ダイアログボックスで、「Microsoft DAO 3.6 Object Library」をチェックします。