第3回 花びらを作る 2/3

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コピーした図を縮小・回転する

図形を縮小し、回転する方法を2通り説明します。
最初は目で見ながら、ドラッグして大きさを調整する方法、次に数値を入力して指定する方法です。

コピーが完了した状態の図形は選択状態となっているので、図形の周りにはハンドルと呼ばれる「オブジェクトの範囲を示す小さな8個の○」が表示されています。このハンドルが表示されていない時は図形の上にポインタを合わせてクリックし、ハンドルを表示させてから編集します。

ここではまず、花びらの幅を縮め、次に回転をして斜めにして最初の図形と重ねます。

ドラッグで大きさを調節する方法

はじめに、幅を狭くするように編集します。

▼図03_06 右上隅の小さな○にポインタを合わせる
右上隅の小さな○にポインタを合わせる
  1. 縮小したい図形に編集ハンドルが表示されていることを確認
  2. 右上の編集ハンドルにポインタを合わせる。ポインタがハンドルと一致すると、大きさを変更することができることを表す「斜めの双方矢印」にポインタが変化
▼図03_07 マウスをドラッグ
  1. 斜めの矢印が表示された位置から、マウスをドラッグし、大きさを変更させたい方向に動かす
  2. ドラッグ中のポインタは、「+」の形に変化し、ドラッグによって縮小した図形は点線で表示される
▼図03_08 図形の幅が変更された
  1. 点線で表示された図形を確認し、適宜でマウスのボタンから指を離すと、図形の大きさが確定する

これでドラッグによって図形の幅が縮小されました。

ドラッグによる図形の編集では、右上のハンドルを、左にドラッグすれば幅が狭くなり、右にドラッグすれば広くなります。また、下にドラッグすれば高さが低くなり、上にドラッグすれば高くなります。さらに、斜め左下にドラッグすれば縮小し、斜め右上にドラッグすれば拡大するような仕組みになっています。

また、[Shift]キーを押しながら斜めにドラッグすると、相似形を保って大きさを編集することができ、[Ctrl]キーを押しながらドラッグすることで、「コピー/貼り付け」を行うことができて便利です。

ドラッグで図形を回転させる方法

次に、幅を縮小した図形を左へ回転させて傾けます。手順は次のとおりです。

▼図03_09 回転させたい図形の緑色のハンドルにポインタを合わせる
  1. 回転させたい図形の緑色のハンドルに、マウスポインタを合わせる
  2. ポインタは点と一致すると緑の点を囲む丸い矢印に変化する
▼図03_10 傾けたい方向にドラッグ
  1. 回転させたい方向にドラッグする
  2. 現在の図形の位置が点線で表示される 
▼図03_11 傾斜した図形
  1. 点線が適当な場所で表示されたら、マウスボタンを離す

これでドラッグ操作での花びらの左側、2枚目の部品画ができました。
この図形を、1枚目の花びらに重ねます。

▼図03_12 マウスポインタを合わせる
▼図03_13 適当な場所にドラッグ
  1. 図形の上にマウスポインタを合わせる
  2. ポインタの形が変わったところで左ボタンをクリックし、目的の場所までドラッグする
▼図03_15 適当な位置に移動
  1. マウスボタンを離すと、位置が確定する

これで一枚目の花びらに、二枚目の花びらが重なりました。

ここまでで、「ドラッグ」で図形を縮小・拡大させ、回転し、移動させる操作をご紹介しました。まとめると次のようになります。

  • 縮小・拡大する時は、オブジェクトを示す白い編集ハンドル(小さな○)にポインタを合わせてドラッグ
  • 回転する時はオブジェクトの基準位置を示す緑色の編集ハンドルをドラッグ
  • 移動する時には図形の上にポインタを重ねてドラッグ

ドラッグ操作によって図形を調整するのとは別の方法として、縮小拡大・回転をドラッグしないで数値で指定する方法があります。次の3枚目の花びらは、この方法で作成します。

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