文字列の途中に記号や文字を挿入する
次に、文字列の途中に文字や記号を挿入できる『REPLACE関数』を紹介します。
F列の“製造年月”は年と月が続けて表示されているので、年と月の間に「/」を挿入してみましょう。
- セルG5を選択する。
- [関数の挿入]ボタンをクリックし、[関数の挿入]ダイアログボックスを表示する。
▼ 図04-01 セルG5を選択し、[関数の挿入]ボタンをクリック
- [関数の分類]ボックスから[文字列操作]を選択する。
- [関数名]ボックスから[REPLACE]を選択する。
- [OK]ボタンをクリックし、[関数の引数]ダイアログボックスを表示する。
▼ 図04-02 [関数の挿入]ダイアログボックス
- セルF5をクリックし、[文字列]ボックスに「F5」と表示されていることを確認する。
- [Tab]キーを押して[開始位置]ボックスにカーソルを移動する。
※ [開始位置]ボックス内をクリックしてカーソルを移動することもできます。 - 「5」を入力し、[Tab]キーを押して[文字数]ボックスにカーソルを移動する。
※ 開始位置には、文字を挿入したい位置を数値で指定します。今回は西暦の後、5文字目に「/」を追加したいので5を指定します。 - 「0」を入力し、[Tab]キーを押して[置換文字列]ボックスにカーソルを移動する。
※ 文字数は文字を置換する場合に指定します。1と指定すると開始位置の1文字目と指定した文字を入れ替えます。ただし、今回の場合は置換ではなく挿入なので0を指定します。 - 「/」と入力する。
※置換文字列]では、置き換え後の文字を指定します。 - [OK]ボタンをクリックする。
▼ 図04-03 [関数の引数]ダイアログボックス
年と月の間に「/」が挿入されました。
残りの製造年月にも、オートフィル機能を使用して「/」を挿入しましょう。
▼ 図04-04 年/月で表示
すべての製造年月が「年/月」の形で表示されました。
今回は、文字列の一部を操作する関数を紹介しました。これらの関数を理解する事により、エクセルのデータを扱う上で作業が非常に楽になります。今回のサンプルファイルを使い、色々なことを試してみてください。