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第4回 RANK関数を自在に使いこなそう 4/4

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離れた範囲の順位を求める

次にRANK関数を使って、離れた範囲の場合に順位を出す方法を確認しましょう。RANK関数の範囲には「D5:D9,D15:D19」といった設定はできないため、離れた範囲を指定したい場合はセル範囲に名前をつけておきます。 サンプルブックの“夏季売上集計”シートを使用して、販売店が北部と南部のデータを基にランクを表示してみましょう。

まず、セル範囲に名前をつけましょう。[Ctrl]キーを押しながらセルをドラッグすると、離れたセル範囲を選択できます。

  1. セルC5からC9を選択する。
  2. [Ctrl]キーを押しながらC15からC19を選択する。
    ▼ 図04-01 [Ctrl]キーを押しながら離れた範囲を指定
     図04-01 [Ctrl]キーを押しながら離れた範囲を指定
  3. [数式]タブの[定義された名前]グループから[名前の定義]を選択して[新しい名前]ダイアログボックスを表示します。
    ▼ 図04-02 セル範囲に名前を定義
    図04-02 セル範囲に名前を定義
  4. [名前の定義]ダイアログボックスが表示されたら、[名前(N)]ボックスに「ランク範囲」と入力する
  5. [OK]ボタンをクリックする
    ▼ 図04-03 [名前の定義]ダイアログボックス
     図04-03 [名前の定義]ダイアログボックス

離れたセル範囲に名前が付きました。では、前ページと同様にRANK関数で売上ランクを表示しましょう。

  1. セルD5を選択し、[関数の挿入]ボタンをクリックする
  2. [関数の挿入]ダイアログボックスで「RANK関数」を選択する
  3. [関数の引数]ダイアログボックスの[数値]に「C5」を指定する
  4. [範囲]にはセル範囲ではなく、先ほど設定した「ランク範囲」と入力する
    ※ Excel 2007では[参照]ボックスになります。
  5. [OK]ボタンをクリックする
    ▼ 図04-04 [関数の引数]ダイアログボックス
     図04-04 [関数の引数]ダイアログボックス

    数式が完成しました。セルC5の数式をコピーして、北部と南部の売上ランクに貼り付けます。

  6. D5をクリックし、[ホーム]タブの[クリップボード]グループの[コピー]を選択する
  7. D5が選択状態になっていることを確認し、[Ctrl]キーを使ってランク付けをしたい範囲を選択する
    ▼ 図04-05 数式のコピー
    図04-05 数式のコピー
  8. [貼り付け]をクリックする
    ▼ 図04-06 離れたセル範囲の順位を表示
    図04-06 離れたセル範囲の順位を表示

いかがでしたか?今回はRANK関数についてご紹介しました。順位を付けてデータを把握する操作は、よく使用される操作の1つです。サンプルファイルをきっちりと学習し、しっかり復習しておきましょう!

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