条件を設定して平均を表示する
続いて、条件を満たすデータの平均を表示してみましょう。
先ほど使用した極端な数値を除いて平均を出すTRIMMEAN関数を使い、上下20%の数値を除いた平均を出し、その値以上の受験数平均を求めてみましょう。
[受験数2] シートを選択しましょう。
▼図4-1 [関数の引数]ダイアログボックス
- セルE4を選択する
- [関数の挿入]ボタンをクリックし、[関数の挿入]ダイアログボックスから[TRIMMEAN]を選択する
- [配列]ボックスにカーソルがある状態で、セルC4からC63をドラッグする
- [割合]ボックスに「0.2」と入力する
※ 今回は上下20%の値を除くため、「0.2」と指定します。
(数式バーに「=TRIMMEAN(C4:C63,0.2)」と表示されます。)
▼図4-2 比較演算子を指定
- 数式バー内の「=」と「TRIMMEAN」の間にカーソルを表示する
- 「">="&」と入力し、[Enter]キーで確定する
▼ 図4-3 上下20%を除く平均値が表示
これで条件の準備ができましたので、DAVERAGE関数を使って条件を満たす受験数の平均値を求めましょう。『DAVERAGE関数』は条件を満たした値のみの平均を出す関数です。
▼ 図4-4 条件を満たす受験数の平均値を求める
- セルF6を選択し、[関数の挿入]ボタンをクリックする
- [関数の分類]から[データベース]、[関数名]から[DAVERAGE]を選択する
- .[データベース]ボックスにカーソルを表示し、セルA3からC63をドラッグする
- [フィールド]ボックスにカーソルを移動し、セルC3をクリックする
※ フィールドには平均を求める数値の項目名が入力されているセルを選択します。 - [条件]ボックスにカーソルを移動し、セルE3からE4をドラッグする
(数式バーに「=DAVERAGE(A3:C63,C3,E3:E4)」と表示されます。) - [OK]ボタンをクリックする
▼ 図4-5 数式が完成が完成
数式が完成しました。上下20%を除く平均値を超える受験数での平均は「605」となり、上下20%を除く平均値よりも約200テスト多いことがわかります。
例えば、翌年の目標を決める際など、通常の月は「421」をベースとし、12月のように受験数が多い月は「605」をベースにすると、より適切な目標値が設定できます。