作業期間を確認する
続いて、作業スケジュール表を作成しましょう。
作業内容と工数、スタート日は決まっています。いつまでにどの作業を行えばよいのか、土日・祝日を除いた日付を返す『WORKDAY関数』を使って、完成していきましょう。
なお、Excel 2003以前のバージョンでWORKDAY関数を使うには、アドイン機能の分析ツールがオンになっている必要があります。
▼ 図5-1 作業開始日を入力する
- [作業スケジュール] シートに切り替える
- セルE4に「2018/8/2」と入力する
※ 2018年の任意の日付でも問題ありません。
▼ 図5-2 WORKDAY関数で作業期間を求める
- セルF4を選択し、[関数の挿入]ボタンをクリックする
- [関数の挿入]ダイアログボックスの[関数の分類]から[日付/時刻]を選択する
- [関数名]から[WORKDAY]を選択する
- [OK]ボタンをクリックし、[関数の引数]ダイアログボックスを表示する
▼図5-3 [関数の引数]ダイアログボックス
- [開始日]にはセルE4をクリックする
- [日数]にはセルD4をクリックし、続けて「-1」と入力する
※ 日数には開始日は含まれないため、工数から1日引いた形にします。 - [祭日]には[勤務時間]シートのセルA13からA36を選択する
※ 数式をコピーした際に範囲がずれないよう、絶対参照にします。 - [OK]ボタンをクリックする
続いて、2番目の作業の開始日をWORKDAY関数で表示しましょう。
1つ前の作業終了日に単純に1を足してしまうと、土日・祝日の可能性もありますので、ここでもWORKDAY関数を使いましょう。
▼ 図5-4 WORKDAY関数を作成する
- セルE5を選択し、WORKDAY関数の[関数の引数]ダイアログボックスを表示する
- [開始日]にはセルF4をクリックする
- [日数]には「1」と入力する
- [祭日]には[勤務時間] シートのセルA13からA36を選択する
※ 数式をコピーした際に範囲がずれないよう、絶対参照にします。 - [OK]ボタンをクリックする
▼ 図5-5 数式をコピーする
- セルE5の数式をセルE9まで、セルF4の数式をセルF9までコピーする
▼ 図5-6 作業内容、工数を元に、土日・祝日を除く作業スケジュールが確定
このようにWORKDAY関数を使えば、土日・祝日を除いた日数で作業スケジュールを立てることができます。