HOME > モーグ学習室 > 仕事に役立つ Excel 関数 > 7_実践的なIF関数〜日付関係においてのIF関数〜(Excel2016) 5/5

7_実践的なIF関数〜日付関係においてのIF関数〜(Excel2016) 5/5

7_実践的なIF関数〜日付関係においてのIF関数〜(Excel2016)| 1/5  2/5  3/5  4/5  5/5 

初回購入日から会員種別を求める

続いて、初回購入日から2年以上経過した人は『ゴールド会員』であることを判定しましょう。
まずは、G列に初回購入日を入力し、H列にIF関数と期間をもとめるDATEDIF関数を使って、初回購入から2年以上経過している人には『ゴールド会員』と表示させる数式を作成しましょう。

なお、DATEDIF関数はバグがあると言われており、引数に1年に満たない日数を求める「YD」や1ヶ月に満たない日数を求める「MD」を指定した際にエラーが発生します。
今回は経過年数を求めるため、経過年数を求める際には「DATEDIF関数」を使用していきましょう。

▼ 図5-1 初回購入日を入力する
初回購入日を入力する
  1. セルG4からG10に上記の初回購入日を入力する
    ※ 任意の日付でも問題ありません。
▼ 図5-2 IF関数でネストさせる
IF関数でネストさせる
  1. セルH4を選択し、[関数の挿入]ボタンから[IF関数]を挿入する
  2. [論理式]ボックスに「DATEDIF」と入力する
    ※ DATEDIF関数は[関数の挿入]ダイアログボックスからは挿入できません。
  3. 続いて「(G4,A4,"y")>=2」と入力する

    ※ DATEDIF関数の引数には、「(開始日,終了日,単位)」を指定します。
    今回は2年以上という条件なので、単位には年数を表す「"y"」を指定します。

  4. [真の場合]ボックスには「ゴールド会員」と入力する
    ※ 文字列を入力すると、前後が"(ダブルクォーテーション)で囲まれます。
  5. [偽の場合]ボックスには空欄を返す「""(ダブルクォーテーション2つ)」を入力する
  6. [OK]ボタンをクリックする
▼ 図5-3 数式をコピーする
数式をコピーする
  1. 数式が完成したら、セルH10までオートフィル機能を使ってコピーする
▼ 図5-4 初回購入日から2年以上経過している人を判別する
初回購入日から2年以上経過している人を判別する

DATEDIF関数を使えば、2つの日付から経過日数を求めることができます。
ただし、前述したように単位に「"MD"」や「"YD"」を指定する際には、正しく計算されないことがありますので注意が必要です。

これで解説は以上です。お疲れ様でした!

7_実践的なIF関数〜日付関係においてのIF関数〜(Excel2016)| 1/5  2/5  3/5  4/5  5/5