初回購入日から会員種別を求める
続いて、初回購入日から2年以上経過した人は『ゴールド会員』であることを判定しましょう。
まずは、G列に初回購入日を入力し、H列にIF関数と期間をもとめるDATEDIF関数を使って、初回購入から2年以上経過している人には『ゴールド会員』と表示させる数式を作成しましょう。
なお、DATEDIF関数はバグがあると言われており、引数に1年に満たない日数を求める「YD」や1ヶ月に満たない日数を求める「MD」を指定した際にエラーが発生します。
今回は経過年数を求めるため、経過年数を求める際には「DATEDIF関数」を使用していきましょう。
▼ 図5-1 初回購入日を入力する
- セルG4からG10に上記の初回購入日を入力する
※ 任意の日付でも問題ありません。
▼ 図5-2 IF関数でネストさせる
- セルH4を選択し、[関数の挿入]ボタンから[IF関数]を挿入する
- [論理式]ボックスに「DATEDIF」と入力する
※ DATEDIF関数は[関数の挿入]ダイアログボックスからは挿入できません。 - 続いて「(G4,A4,"y")>=2」と入力する
※ DATEDIF関数の引数には、「(開始日,終了日,単位)」を指定します。
今回は2年以上という条件なので、単位には年数を表す「"y"」を指定します。 - [真の場合]ボックスには「ゴールド会員」と入力する
※ 文字列を入力すると、前後が"(ダブルクォーテーション)で囲まれます。 - [偽の場合]ボックスには空欄を返す「""(ダブルクォーテーション2つ)」を入力する
- [OK]ボタンをクリックする
▼ 図5-3 数式をコピーする
- 数式が完成したら、セルH10までオートフィル機能を使ってコピーする
▼ 図5-4 初回購入日から2年以上経過している人を判別する
DATEDIF関数を使えば、2つの日付から経過日数を求めることができます。
ただし、前述したように単位に「"MD"」や「"YD"」を指定する際には、正しく計算されないことがありますので注意が必要です。
これで解説は以上です。お疲れ様でした!