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7_実践的なIF関数〜COUNTIF関数〜(Excel2016) 5/6

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2つの条件から3つに分岐する

今度はIF関数を2つ利用することで、2つの条件から3つに分岐してみましょう。
設定する条件、表示結果は以下の通りです。

1つ目の条件:有効期限切れかどうかを判別 ⇒ @期限切れの場合は「有効期限切れ」と表示
2つ目の条件:法人会員でないかを判別 ⇒ A法人会員でない場合は「×」と表示
上記のいずれにも該当しない場合 ⇒ B空欄にする

2つの条件を設定し、1つ目の条件に合致する場合は@、2つ目の条件に合致する場合はA、どちらにも該当しない場合はBと3つに結果を分岐させます。

▼図5-1 IF関数で3つに分岐させる
IF関数で3つに分岐させる
  1. セルF4からF10の数式を削除する
  2. セルF4を選択し、[関数の挿入]ボタンをクリックする
 
▼図5-2 IF関数でネストさせる
IF関数でネストさせる
  1. [関数の挿入]ダイアログボックスから[IF]関数を選択する
  2. [関数の引数]ダイアログボックスが表示されたら、[論理式]ボックスには「$F$2>E4」と指定する
    ※有効期限が今日の日付以前ならば…という条件式を作成します。
  3. [真の場合]ボックスには「有効期限切れ」と入力する
    ※文字列を入力すると、前後が"(ダブルクォーテーション)で囲まれます。
  4. [偽の場合]ボックスにカーソルを移動し、数式バー左側のボックスから[IF]を選択する
▼ 図5-3 2つ目の条件のIF関数を作成する
2つ目の条件のIF関数を作成する
  1. 2つ目の条件の[関数の引数]ダイアログボックスが表示されたら、[論理式]ボックスには「D4="×"」と指定する
    ※COUNTIF関数で条件式を作成しても構いませんが、すでに判定済みなのでそのまま利用します。
  2. [真の場合]ボックスに「×」と入力する
  3. [偽の場合]ボックスに空欄を返す「""(ダブルクォーテーション2つ)」を入力する
  4. [Ctrl]キーを押しながら[OK]ボタンをクリックする

    ※ 今回はセルF4からF10を範囲選択しているため、[Ctrl]キーを押しながら[OK]ボタンをクリックすると数式をコピーする手間が省けます。

図5-4 3つに分岐した結果を確認する
3つに分岐した結果を確認する

2つの条件で3つに分岐できました。
このようにIF関数を2つ利用すると、結果を3つに分岐できます。さらにIF関数を掛け合わせれば結果は4つ、5つと分岐することもできます。
ただし、あまり複雑になりすぎると後から修正する際などに大変なことになりますので注意しましょう。

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