置換機能を使って、数式の参照先を修正しよう
“竹プラン”、“梅プラン”にコピーした数式は、シート名が間違っているため正しい宿泊料金は表示されません。
1つずつ修正しても構いませんが、今回は変更箇所が5箇所もあるため、修正漏れが心配です。
置換機能を使って効率よく修正していきましょう。
- セルD11とD12を選択する
- [Ctrl]+[H]キーを押し、[検索と置換]ダイアログボックスの[置換]タブを表示する
- [検索する文字列]に「松」と入力する
- [置換する文字列]に「竹」と入力する
- [すべて置換]ボタンをクリックする
※ 置換後、セルの表示形式が変更されてしまう場合は通貨スタイルに戻しておきましょう。
セルD11の数式の参照先が[松プラン]シートから[竹プラン]シートへ変更されました。
今回、変更したかったのは、セルD11だけなのですがセルD11だけを選択した状態で置換を行うと、シート全体が置換対象となるため、余計な箇所が置換されてしまいます。
1つのセルだけを置換したい場合は、置換したいセル以外の空白セルを含めて範囲選択をしてから実行すると、選択範囲だけが置換対象となるため、数式の参照先だけが変更できます。
同様に、“梅プラン”の数式も参照先を変更しましょう。
いかがでしょうか?数式が完成したら、日付や人数、部屋タイプなどを変更して正しい宿泊料金が表示されるかを確認しましょう。
知っておくと便利!
《INDIRECT関数》
INDIRECT関数はセルに入力された値を元に、間接的なセルの指定を行う関数です。
今回のようにシート名と一致した値がセルに入力されている場合には、INDIRECT関数を使えば、数式をコピーした後、修正をする手間を省くことができます。