LOOKUP関数を使ってみよう
VLOOKUP関数で検索の型を「TRUE」にすると、範囲を使って検索ができることを確認しました。
次にVLOOKUP関数と同じような使い方ができるLOOKUP関数を紹介します。
LOOKUP関数は、引数に「検査値」「検査範囲」「対応範囲」を指定します。
「検査範囲」と「対応範囲」は別々に指定するため、VLOOKUP関数のように検索範囲が一番左側にある必要はありません。
また、LOOKUP関数では検索の型を指定する必要はありませんが、すべて「TRUE」を指定した形と同様に検索されます。
では、LOOKUP関数を使って基本料金を求めてみましょう。
▼ 図3-1 LOOKUP関数を作成する
▼ 図3-2 LOOKUP関数の引数を選択する
- セルC5を選択する
※ 数式が入力されている場合は、削除しておきます。 - [関数の挿入]ボタンをクリックし、[関数の挿入]ダイアログボックスを表示する
- [関数の挿入]ダイアログボックスの[関数の分類]から[検索/行列]を選択する
- [関数名]から[LOOKUP]を選択する
- [OK]ボタンをクリックする
- [引数の選択]ダイアログボックスが表示されたら、「検査値、検査範囲、対応範囲」を選択する
- [OK]ボタンをクリックし、[関数の引数]ダイアログボックスを表示する
▼ 図3-3 [関数の引数]ダイアログボックス
- [検査値]にはセルB5を選択する
- [検査範囲]にはセルA16からA20をドラッグし、[F4]キーを押して絶対参照にする
※ 検査値を探す範囲を指定します。 - [対応範囲]にはセルB16からB20をドラッグ、[F4]キーを押して絶対参照にする
※ 対応範囲には数式が返す値が入力されている範囲を指定します。 - [OK]ボタンをクリックする
▼ 図3-4 LOOKUP関数が完成
VLOOKUP関数と同様に、使用量をもとに基本料金が求められます。
残りの支店も、数式をコピーしておきます。
検査範囲と対応範囲を入れ替えてみよう
LOOKUP関数は、検査範囲と対応範囲をそれぞれ指定できますので、隣接している必要もありませんし、検査範囲が左側にある必要もありません。
試しに、使用量と基本料金の列を入れ替えてみましょう。
▼ 図3-5 列位置を入れ替える
- セルA15からA20を選択する
- [Shift]キーを押しながら、B列の右側にドラッグする
▼ 図3-6 検査範囲と対応範囲を入れ替える
使用量(検査範囲)と基本料金(対応範囲)が入れ替わっても、数式はエラーにならないことが確認できます。