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7_実践的なIF関数 SUMIF関数(第1回) 4/5

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年代別の合計を求めよう

条件の設定時に重要なのは、セル参照と演算子を使う設定です。
前回の“6より小さい”場合は「<6」とそのまま演算子をつけても問題ありませんが、セル参照や関数に演算子を使う場合は演算子を「"(ダブルクォーテーション)」で囲み、「&」でセル参照や関数と結合します。

また、条件欄をリストにしておくと指定する際にも便利ですし、入力ミスにより条件が一致しないなどの間違いも防げます。
年代別購入金額を求めるために、年代はリストから選択できるようにしてみましょう。

▼ 図4-1 リストを作成する
図4-1 リストを作成する
  1. リストを表示させたいセルH16を選択する
  2. [データ]タブの[データツール]グループから[入力規則]を選択する
▼ 図4-2 [データの入力規則]ダイアログボックス
図4-2 [データの入力規則]ダイアログボックス
  1. 表示される[データの入力規則]ダイアログボックスから[設定]タブを選択する
  2. [入力規則の種類]ボックスには[リスト]を選択する
  3. [元の値]ボックスにはリストにしたい項目を「,(半角カンマ)」で区切って入力する
    ※ 今回は「10,20,30,40,50,60,70,80」を入力します。
  4. [OK]ボタンをクリックする

知っておくと便利!

《リスト入力》
今回のようにリストの項目を演算子と組み合わせて条件指定したい場合は、
「10代」「20代」・・ではなく、
リスト項目には数値を指定します。
「10代」「20代」・・と表示させたい場合は、セルの表示形式を変更しましょう。

図3-1 平日売上を集計する

これで、年代を選択するリストは準備できましたので、セルI16にSUMIF関数を使って年代別の合計を求めましょう。

▼ 図4-3 20代未満の合計を求める
図4-3 20代未満の合計を求める
  1. SUMIF関数の[範囲]には年齢が入力されているセルD6からD35を指定する
  2. 条件にはセルH16と“〜未満”を表す「<」演算子を組み合わせ、さらに10を足すことで“20未満”を指定する
    ※ 演算子は「"」で囲み、「&」を使ってセル参照と結合します。
  3. [合計範囲]はこれまでと同様にセルF6からF35を指定する
▼ 図4-4 10代未満の合計を引く
図4-4 10代未満の合計を引く<

20歳未満の集計が求められたので、10代未満の集計を引くことで10代の売上合計が求められます。

  1. 数式バー内の数式の末尾に「−」を入力し、数式バー左端の名前ボックスに表示されている[SUMIF]をクリックして、再度SUMIFの[関数の引数]ダイアログボックスを表示する
  2. [範囲]と[合計範囲]は先ほどと同様に設定し、[検索条件]には「"<"&"H16」を指定する
    ※ セルH6未満の集計を行います。
  3. [OK]ボタンをクリックする。
▼ 図4-5 リストから年代を変更すると、集計結果も変更される
▼ 図4-5 リストから年代を変更すると、集計結果も変更される
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