HOME > モーグ学習室 > 仕事に役立つ Excel 関数 > 7_実践的なIF関数 SUMIF関数(第1回) 3/5

7_実践的なIF関数 SUMIF関数(第1回) 3/5

7_実践的なIF関数| 1/5  2/5  3/5  4/5  5/5 

条件の設定方法を完全にマスターしよう

SUMIF関数の条件には、“>”“<”などの演算子を使うことはできますが、“〜以上”“〜未満”などの2つの条件を設定できません。
ただし、SUMIF関数をふたつ組み合わせて使えば、“〜以上”“〜未満”といった条件も設定できます。 今回は、平日集計と週末集計を求める方法を例にご紹介しましょう。

SUMIF関数を使って平日と週末の売上を求めるには、曜日は直接入力せずにWeekday関数を使って入力しましょう。
その値を基にSUMIF関数で集計をしていきます。

▼ 図3-1 平日売上を集計する
図3-1 平日売上を集計する
  1. 平日の売上集計を求めたいセルI12を選択する
  2. 先ほどと同様に[関数の挿入]ボタンから[関数の挿入]ダイアログボックスを呼び出し、SUMIF関数を選択する
  3. [範囲]ボックスには条件である曜日を含むセルC6からC35を指定する
    ※ 曜日にはあらかじめWeekday関数が設定してあります。

知っておくと便利!

《Weekday関数》
指定した日付から曜日を求める関数です。
結果は数値で返されるため、
“日”“月”・・・などと表示したい場合は、
セルの表示形式を設定します。

図3-1 平日売上を集計する

図3-1 平日売上を集計する

※[セルの書式設定]は、セルにカーソルをあわせて右クリック。

▼ 図3-2 [関数の引数]ダイアログボックス
図3-2 [関数の引数]ダイアログボックス
  1. [検索条件]には「6未満だった場合」という条件を指定する
    ※ 今回、「金・土・日」を週末として計算するため、まず「金・土」を除外します
  2. [合計範囲]には、集計したい値を含むセルF6からF35を選択する
    ▼ 図3-3 日曜日の値を除外する
    図3-3 日曜日の値を除外する

    日〜木の集計が求められたので、日曜日の集計を引くことで平日売上が求められます。

  3. 数式バー内の数式の末尾に「−」を入力し、数式バー左端の名前ボックスに表示されている[SUMIF]をクリックして、再度SUMIFの[関数の引数]ダイアログボックスを表示する
    ▼ 図3-4 [関数の引数]ダイアログボックス
    図3-4 [関数の引数]ダイアログボックス
  4. [範囲]と[合計範囲]は先ほどと同様に設定し、[検索条件]には「1」と入力する
  5. [OK]ボタンをクリックする。
    ▼ 図3-5 週末の売上は引き算で・・・
    図3-5 週末の売上は引き算で・・・

平日の売上が求められます。週末の売上は、全体の合計セルF36から平日の売上セルI12を引く数式を使って求めます。

7_実践的なIF関数| 1/5  2/5  3/5  4/5  5/5