数値の表示形式を変更する
セルの表示形式を変更すると、元のデータはそのままの状態で数値データをさまざまな表示に設定できます。次図の表には、表示形式が既定の「標準」の設定で、さまざまな数値が入力されています。
ここでは例として、これらの数値の表示形式を次のように変更する方法を解説します。
小数点以下の数値や桁区切りを表示する
- セルを選択し、[ホーム]タブの[数値]グループにある[小数点以下の表示桁数を増やす]ボタンや、[桁区切りスタイル]ボタンをクリックします。(負(マイナス)の数の表示形式は、[セルの書式設定]ダイアログボックスで行います)
- セルを選択して、[数値]グループの右下にあるダイアログボックス起動ツールをクリックし、[セルの書式設定]ダイアログボックスの[表示形式]タブで次のように設定します。
負の数の表示形式など、詳細な設定を一度に行うことができます。
@ [分類]リストボックスから「数値」を選択する
A [小数点以下の桁数]ボックスで小数点以下の桁数を指定する「246.00」のように、「.00」をセルに入力しても、整数部しか表示されません。こうした場合に、[小数点以下の桁数]ボックスで桁数を指定すると、「.00」まで表示されるようになります。また、指定した桁数を超えた場合は、四捨五入されます。たとえば、小数点以下の桁数が「2」の場合、そのセルに「123.456」と入力すると「123.46」と表示されます。
B [桁区切り(,)を使用する(U)]チェックボックスをオンにする「123,456,789」のように、3桁区切りのカンマを表示させることができます。また、桁区切りを含んだ数値を直接セルに入力することも可能です。
C [負の数の表示形式(N)]ボックスから負の数の表示形式を選択する
通貨記号を表示する
- セルを選択し、[ホーム]タブの[数値]グループにある[通貨表示形式]ボタンをクリックします。
- セルを選択し、次に[セルの書式設定]ダイアログボックスの[表示形式]タブで「通貨」を選択し、[記号]ボックスで「\」を選択します。また、「\53,600」や「$1,500.75」のように、通貨記号を含んだ数値を直接セルに入力することもできます。この場合、桁区切りは自動的に付加されるので、入力する必要はありません。
「%」を表示する
- セルを選択し、[数値]グループの[パーセントスタイル]ボタンをクリックします。
- セルを選択して[セルの書式設定]ダイアログボックスの[表示形式]タブで「パーセンテージ」を選択します。また、「35%」のように「%」を含んだ数値を直接セルに入力することもできます。
数値データを文字列データとして左詰めに表示する
セルを選択して、[セルの書式設定]ダイアログボックスの[表示形式]タブで「文字列」を選択します。
日付の表示形式を変更する
[セルの書式設定]ダイアログボックスの[表示形式]タブで「日付」を選択すると、日付をさまざまな形式で表示できます。[分類(C)]ボックスから[日付]、[種類(T)]ボックスから表示させたい日付の形式、[カレンダーの種類(A)]から暦の形式を選択します。たとえば、セルに「1997/7/4」が入力されている場合、次表のように表示の形式を変更できます。
種類 | カレンダーの種類 | 表示 |
H24.3.14 | 和暦 | H9.7.4 |
平成24年3月14日 | 和暦 | 平成9年7月4日 |
2012年3月14日 | グレゴリオ暦 | 1997年7月4日 |
2012年3月 | グレゴリオ暦 | 1997年7月 |
3月14日 | グレゴリオ暦 | 7月4日 |
2012/3/14 | グレゴリオ暦 | 1997/7/4(初期値) |